暑い時期に起こりやすい胃バテに注意

毎日暑い日が続きますね。

今年は9月になっても太平洋高気圧の日本付近への張り出しは平年よりも強く、前半を中心に残暑が厳しくなる見込みのようです。

このように暑い日が続くと胃バテと言われる食欲不振や胃の不調をきたしやすいと言われています。

なぜそのようなことが起こるのでしょうか? 

又、その対策は?

理由と対策を以下に記します。

理由

  1. 自律神経の乱れ: 暑さによって体温を調節するために自律神経が過剰に働きます。これが原因で、胃腸の働きを調節する自律神経のバランスが崩れ、胃の働きが低下します。
  2. 体内の水分と塩分のバランスが崩れる: 汗をかくことで体内の水分と塩分が失われ、消化器官の働きが鈍くなることがあります。これが胃の不調を引き起こします。
  3. 冷たい飲食物の摂取: 暑い時には冷たい飲み物や食べ物を摂りたくなりますが、これが胃腸に負担をかけ、胃の働きを低下させることがあります。
  4. 食欲不振: 暑さで食欲が減り、栄養不足になると、胃の消化機能が低下します。また、食事を抜いたり不規則な食事が胃の機能を弱めることもあります。

対策

  1. 自律神経を整える: 規則正しい生活習慣を心がけ、十分な睡眠を取ることで自律神経の乱れを防ぐことができます。また、適度な運動やリラックスする時間を持つことも効果的です。
  2. 水分補給を適切に行う: 汗をかいた時には、ただの水ではなく、塩分やミネラルを含む飲み物を摂取して、体内のバランスを保つことが重要です。
  3. 冷たい飲食物の摂取を控える: 冷たいものを一度に大量に摂取するのではなく、常温の飲み物や消化に良い温かい食べ物を摂るように心がけましょう。
  4. 消化に良い食事を心がける: 胃に優しい食材を使った、消化しやすい食事を摂ることで、胃の負担を軽減します。例えば、野菜スープやおかゆなどが適しています。
  5. 食事の量を調整する: 一度に大量の食事を摂るのではなく、少量を頻繁に摂ることで胃への負担を減らすことができます。

これらの対策を講じることで、暑さによる胃バテを予防し、快適な夏を過ごすことができます。

又、鍼治療は胃バテに対して効果的な治療法の一つとされています。鍼治療は、身体のエネルギーの流れ(気)を整えることで、消化機能や自律神経のバランスを改善し、胃腸の不調を和らげる効果があります。

鍼治療で胃の調子も整えて、暑い夏を乗り切りましょう。