原因がはっきりしない体の不調をお持ちの方必見
12月にはいりましたね。今年もあと1ヵ月。
最近、原因がはっきりしないけど、明らかに不調を感じるという方、増えているように思います。
今回は原因がはっきりしない体の不調と鍼治療の関係性について、いくつかの情報をお伝えします。
鍼治療とは、皮膚や筋肉に細い鍼を刺入することで、体の不調や疾患の改善を目指す治療です。
鍼治療は、筋肉や細胞組織への刺激によるアプローチと、全身を巡る「気の流れ」を整えるためのアプローチを複合的に用いています。
原因がはっきりしない体の不調というのは、西洋医学では「不定愁訴」と呼ばれるもので、病院で検査をしても異常が見つからない症状のことです。不定愁訴は、体質や日常スタイルやストレスの状態など、様々な要因が絡んで起こります。
鍼治療は、不定愁訴の根本的な部分を改善することによって、現在現れている症状を改善するだけでなく、その症状が起こらないようにしていく予防的なケアも同時にできるのが西洋医学との大きな違いです。
例えば、肩こりや腰痛といった運動器系の不調は、日常生活での姿勢や冷え、内臓の不調やストレスなど、その原因はさまざまです。
鍼治療では、その肩こりや腰痛がどこからきているのか原因を探ることから始めます。肩こりや腰痛を起こりにくくするためには全身治療が有効で、血行不良、自律神経のバランスなどを鍼で調整していきます。
また、不眠やイライラといった神経系の不調は、自律神経の働きが悪くなるとホルモンのバランスが崩れることが原因です。鍼治療では、鍼によって自律神経に作用し、副交感神経が優位になって体や脳がリラックスすることで、不眠やイライラを改善します。
このように、鍼治療は、原因がはっきりしない体の不調に対して、根本的なアプローチを行うことができる治療法です。
鍼治療が有効とされる症状はとても広く、WHO (世界保健機関)でも多くの疾患・症状に対して鍼治療の効果が認められています。
もし、病院での治療・診断が必要なケースでなく、病院では改善しない痛みやコリ・不調などがある場合は、鍼治療を試してみることをおすすめします。
「鍼治療は痛い気がする」とネガティブな印象がある方もいらっしゃいますが、当院では痛みがない鍼を提供しておりますので一度お試しください。